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【観劇レポート】超歌舞伎2022の伝統と革新に痺れっぱなしで抜け出せない

ゆう
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こんにちは、ゆう(@yuhlabo)です。

人生初の歌舞伎を見に行ってきました!しかもただの歌舞伎ではなく、古典歌舞伎と初音ミク、そして最新の映像技術がコラボレーションした超歌舞伎です。

超歌舞伎を経て歌舞伎自体もおもしろそうだな!と思えたので、興味が湧いたポイントをかいつまんで書き残したいと思います。

古典歌舞伎×最新映像技術=超歌舞伎!

超歌舞伎は、古典歌舞伎と最新のテクノロジーが融合した新しい歌舞伎です。

2016年のニコニコ超会議で初めての公演が行われて以降、毎年のニコニコ超会議や、イベントを飛び出し、2022年は全国4箇所の歌舞伎劇場でも上演されています。

今回、「超歌舞伎2022 Powered by NTT」東京・新橋演舞場の公演に参加してきました。

超歌舞伎はおろか歌舞伎自体を見るのも初めて、歌舞伎について多くを語ることはできませんが、それでも十二分に楽しむことができました!

今回のメイン演目「永遠花誉功(とわのはなほまれのいさおし)」は、個人的に好きな曲「初音ミクの消失」が劇中曲に使われているのもアツいです。

ちなみに、超歌舞伎を知ったのは、テレビ東京「カンブリア宮殿」の松竹回がきっかけでした。何がどうつながっていくかはわかりませんね……。

超歌舞伎2022 公式サイトはこちら。

イヤホンガイドがあると予備知識がどんどん入ってくる

今回、歌舞伎自体を見るのが初めてだったので、会場でイヤホンガイドをレンタルしました。

上演内容に合わせて、実況の百花繚乱さんと解説の高木秀樹さんの掛け合いや、解説による時代背景や小ネタの説明が挟まれます。隈取りがどういう意味のものとか、顔の白塗りは位の高い役しかしないとか。

超歌舞伎がただの最新エンタメではなく、歌舞伎をしっかりとリスペクトしていると実感できるだけでなく、幕間には座談会も放送されて、30分の休憩時間もあっという間でした。

最初の演目「超歌舞伎のみかた」で、歌舞伎の見方や基本的な型を説明してくれるので、イヤホンガイドがなくても楽しめるように設計されています!

歌舞伎でペンライトを振る体験が衝撃的だった

超歌舞伎は、ペンライトの持ち込みが推奨されています。グッズとしての販売もあります。

ペンライト、あったほうが間違いなく楽しいです!

会場では大向こう(〇〇屋!みたいな掛け声)の音声が出るペンライトも売っていますが、必ずしもそれを買う必要はありません。キンブレ等の一般的なペンライトを持っていけばOK。

自由に振って良いだけなく、劇中にペンライトの演出が必要になる場面があります。ペンライトがなくても代替手段は明示されますが、ペンライトがあったほうが圧倒的に楽しいのは確かです。

使う色は赤・紫・緑・青・水色・ピンクの6色でした。水色は実質使う機会がなかったので5色かな。

黒御簾(舞台下手で効果音などを鳴らす場所)にいらっしゃる方が、最後にペンライトを思いきり振っているのが見えて大変微笑ましかったです。演者もペンライト持ってるし。

二代目中村獅童さんの伝統と革新に痺れる

超歌舞伎は、伝統芸能としての歌舞伎と比べるとイレギュラーな演出も多いです。

  • 初音ミクの出演
  • スピーカーから音楽を流す
  • ペンライトを使う
  • NTTの最新技術での演出
  • 女性演者の出演
ゆう
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いや伝統芸能にそこまで持ち込むのアリなんか……?

と不安になるレベル。

でも、歌舞伎の本質的な部分を理解して、新しいことをどんどんやろうとする二代目中村獅童さんの熱量はすさまじいな!と思いました。「伝統と革新」「江戸時代にデジタルがあったら歌舞伎には取り入れられていただろう」としきりに仰っていたのも印象深いです。

歌舞伎の語源は「傾き(かぶき)」とも言われており、反体制派や謀反者たちの集まりが新しいことをやろうとしたことに由来するそうです。

伝統は疎かにせず、しかし常に新しいものを取り入れ続ける。歌舞伎の本来の姿ってこんな感じなんだろうなと思います。

もっと気軽に歌舞伎を見に行きたい

歌舞伎って、どうしても敷居が高いイメージを拭えませんでした。でも実際は、ドレスコードや観劇マナーも一般的な範囲です。特別なルールはありません。

二代目中村獅童さんが「歌舞伎は江戸時代は庶民の娯楽だった」と仰っていました。まさしくその通りだなと。

超歌舞伎を観て、歌舞伎ってもっと気軽に見ていいものかもしれないと思えました。次は歌舞伎座に行く機会を狙っています!!

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ゆう
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情シス正社員から転身し、リモートワークの複業コーポレート&ビアバースタッフのパラレルキャリアを実践中。ITツールやアプリを活用して、個人のタスクとプロジェクトを管理しています。フレンチトーストとクラフトビールが好き。
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