自己肯定はゴールじゃなくてスタート
自分を肯定するのは、終わりじゃなくて始まりだ、って思っています。
自分を認めるのがゴールでいいの?
「自己肯定感を上げる」。
自己啓発やコーチング、カウンセリングなどでよく聞きます。
自己肯定感とは、
「自分はここにいていいんだ!」「自分はかけがえのない存在だ!」と思える心の状態のこと。
ありのままの自分を肯定して、充実した感覚や感情などを指す言葉です。
自分を否定してても何も生まれないし、確かに自分を認めることは大事。
でも、「自分を認め、自己肯定感を上げること」がゴールになっている人や、そういった取り組みを見ると、そこがゴールじゃないのになあ、もったいないなあと思ってしまいます。
自己肯定感を上げて、その後、自分のやりたいことや、やってみたかったことをやって、行動してこそ意味がある。
私自身が、ひととおりこの辺りを通ってきて、実感したことです。
行動がなければ無限ループに陥る
自己啓発系やスピリチュアル系によくあるのが、「ありのままの自分を認めましょう」みたいな内容。
私の発信にも含まれるし、これ自体が悪いとは決して言えません。
例えば、いろんなところで言われる「あなたはあなたのままでいいんです!」みたいな本も多く出版されています。
一時期読んで楽になったことがあり、私も辛い時期に助けられています。
けれど、助けられた後に、じゃあどうするか?と考えて行動しなかったら、ずっと同じ思考をループして、また同じような書籍に辿りつきます。
実際に私が見ていたのは、自分がしんどい時に検索して出てくる「あなたはあなたのままでいいんですよ……」みたいなブログでした。
でも、そんなブログを見て救われた気持ちになっただけで、行動しなければ何も変わらず、また同じところをループして、ネガティブでぐるぐるしていました。
自己否定が強くてネガティブ
→「あなたはあなたのままでいい」という内容のブログを見つける
→このままでいいんだ!って救われた気持ちになり、自己肯定感が上がる
→このままでいいからって思って何も行動に移さない
→状況が変わるわけではないので、また同じ自己否定にぶつかる
→最初に戻る
振り返ってみれば、笑い話です。
自己肯定から、どう行動していこうか
「あなたはあなたのままでいいんです」で自分を認めても、結局周りが変わるわけではない。
その先に「自己肯定を受けた結果の行動」をしなければ、次には進めないんです。
私自身も含め、自己啓発に傾倒する人に、圧倒的に足りないのは「行動」だと思います。
自己啓発やビジネス書も、読むことだけでは意味がありません。
その知識で、じゃあどう動こうか?
どんな小さな行動でもいいんです。
感想を送るでも、ちょっと早起きしてみるでも。
その一歩が、あなたを確実に変えていきます。
という、自分で書いていて、耳が痛い記事でした。