モヤモヤした気持ちさえ、行動の余地に変えていい
2年以上購読していた、学術系のメールマガジンがあります。
楽しく読んでいたのですが、最近、その内容にムッとする、モヤモヤすることが増えました。
自分に言われたわけでもないのに気になるとき
メールマガジンなので、不特定多数に送信した内容です。
もちろん私個人に言われたものではありません。
そのはずなのに、まるで自分が悪く言われたとか、否定されたかのように思ってしまう。
これって、いろんなところで噴出する現象だと思っています。
Twitterで、特定の誰かに向けたつもりで宛先を書かない愚痴(いわゆる空中リプライ)が、関係ない人に刺さるのも同じ。
自分に言われたわけでもないのに、どうして心を乱されるんでしょうね。
少し深掘りしていこうと思います。
図星だから、本当は分かっているから
まず、ひとつ確実に言えるのはこれです。
「否定されたと思ってモヤモヤしていても、それは自分がそう思っているだけ」
直接自分に向けて、否定されてはいないわけですしね。
よく言われることですが、他人の発言や投稿にモヤモヤするときは、「図星だと内心はわかっていることだから」だと感じています。
本当は知っていること。認識していること。
例えば、今の暮らしを続けていても、未来は暗いままだということ。
「このままじゃダメだよなあ」と思っていたことを指摘されて、顔を真っ赤にして怒っている。
そんな感じです。
ですが、までと違う行動パターンを取ることは、なかなか難しいものです。
なぜなら、人は習慣の生き物だから。
この習慣、今の行動パターンはあまりよろしくないかもしれない、と思ってるとき。
今の自分を否定されたような言葉を言われると、強烈に抵抗が生まれます。
言われてモヤモヤするのは、自分でこう分かっているときだけです。
「本当はそういうやり方もある」と。
モヤモヤは変化のきざし
楽観的だ、と思われるかもしれませんが。
ここまで言ってきた「モヤモヤ」や、図星をつかれて痛い気持ち。
それらは、変化の兆しであるとも思います。
この機会をきっかけに、行動を始めることで、人ひとりが変わることもできます。
モヤモヤを作り出しているのは、今までの自分の経験が作り出してきた認識です。
生まれてから、過去これまでの経験を積み上げでできた、行動パターンの結晶。
自分を守ったり、傷つけたりしてきた結晶です。
しかし、この結晶は、これからの未来には直接関係ありません。
モヤモヤしたこととは別に、これからどうするかは、自分が勝手に決めていい。
親にモヤッとしたなら、今日家出することだってできる。
(家出したことはないですが)
先入観も、価値観も、快く捨てる時は来る
また、同じように、先入観も「今までの自分の経験が作り出してきた認識」です。
決して悪いものではありません。むしろいい奴。
今まで自分を守ってきてくれたものでもあるから。
けれど、それもずっとは、必要ない。
先入観も、大事な価値観も、自分の変化に応じて「捨てる時」が来ます。
それが今なのかもなあ……と思いながら、私は学術系のメールマガジンを購読解除しました。
まとめ:モヤモヤは「行動の余地」に変換できる
未来って何なんでしょうね。
今日の続きとも言える。今日とはまた違う、自由に描くことができるものとも言える。
少なくとも、明日このモヤモヤを残したままで死ぬのは後悔するなあ、と思えるなら、まだやれることはあるはずです。
他人の言葉にモヤモヤするのは、まだそこに、行動の余地があるから。
全てにそう思う必要はなくても、あなたが「自分にとって都合の良い解釈」をして、モヤモヤさえ糧にしていってもらえたらいいなあ、と思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
こちらの記事も、ピンときたら読んでみてくださいね。