好きなことも趣味も、しんどくなるまでやってちゃ意味がない
趣味や仕事だけでなく、どれだけ好きなものでも、
しんどい!って思うまでやってしまうのは意味がありません。
辛くなるまでやってしまうと、好きなものが好きでなくなってしまう。
それ自体が、自分の幸福度を下げていることになってしまいます。
お酒好きが、飲みすぎのつらさに学ぶこと
これ自体は「趣味」を見たときに、よくある話だと思っています。
たとえば、お酒を飲むこと。
私はお酒を飲むのがとても好きですが、たまにやらかします。
翌日二日酔いに見舞われたり、具合を悪くします。自業自得ですが。
グロッキーになりながら「今しんどいなら、あんなに飲まなきゃ良かったなあ……」と思う。
そうなったときに初めて、
「好きなものを好きであり続けるために、やりすぎるのはやめよう」
と心に決めました。
好きなことは、いつまでも続けられるの?
「好きなことは、長い時間続けられる」とよく聞きます。
そうは言いますが、自分の体を壊すまでやるか? と尋ねられたら、答えはNoでしょう。
寝不足になるまでゲームをやるのは辛い。
筋トレも、自分の限界を大きく超えるようなメニューはこなしません。
私は膝をついて腹筋ローラーをやっています。
それを「いきなり膝をつかずやれ!」と言われてもできません。
現時点での限界というものがあります。
好きなこと・趣味であっても、無限に時間をつぎ込めるわけではないのです。
どのくらい時間をつぎ込めるかは、個々人によって異なります。比べるものでもない。
「趣味を仕事に」の罠
気になるのが、最近もてはやされている(?)
「趣味を仕事にする」「好きなことを仕事にする」という言葉。
私は、このフレーズに、ざらっとした違和感を覚えます。
趣味を仕事にしている人も、もちろん大勢います。
その人たちを否定する気はまったくありません。むしろ「すごいな…!!」と思います。
ただ、好きなことを仕事にすると考えてしまうと、
「好きなことで、お金を稼がないといけない!」みたいに、変な思い込みが入ってしまう。
- お金を稼ぐのは、自分の「できること」からやる
- そのお金で「好きなこと」をやる
そんなやり方もあるんじゃないかな、と思います。
好きなことのために、無理はしない!
どんな趣味や、好きなことであっても、
自分自身のリソース(お金・時間・労力)以上のことはやれません。
今の自分のリソースや、体力を大幅にオーバーするまで、無理して好きなことをしない。
そして、好きなものを好きであり続けるための心身を作って、できる範囲を少しずつ広くしていく。
そうやって、バランスをとりながら、健全に成長していきたいものです。