エッセイ

「完全に理解した」?行動がなければ理解してないのと同じだよ

ゆう
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「分かっている」とか、「理解している」とか。
授業などでの勉強に限らず、大人になってからもよく耳にするし、使う言葉です。
私自身も、今まで書いてきた文章のなかで、幾度となく使っています。

しかし、この「理解」って、いったい何なんでしょう?
何をもって「理解した」と胸を張れるのでしょう?

この機会に、考えてみたいと思います。

理解とは「行動できているか」

理解とは、次のような概念だと考えています。

『学んだ内容を、自分なりに再構築して、行動につなげられていること』

アウトプット=行動で定着するのが「理解」の仕組み

アウトプット前提でインプットすると、理解が早まる!とよく言われます。
これは、インプットした内容を、自分の言葉や行動で体現しているから。

セミナーや講習会であれば、講師の説明や主張をただメモするよりも、人に伝える前提でまとめる。
行動のアイデアを合わせてメモするのもいいですね。
書籍や文章は、ただ書き写すのではなく、その文章を読んで考えた内容や気づきを発信する。

学んだ内容を人に伝えるだけではなく「自分の行動」としてアウトプットすることも、元をたどれば同じ話です。

漫画・ポプテピピックの主人公、ポプ子が腕組みをしながら納得するように、

「あーそーゆーことね完全に理解した」(わかってない)

みたいな状態になっている限りは、少なくとも理解したとは言えないでしょう。

真の理解度は、行動や経験によって決まる

学んだ内容に対して、行動をセットにすれば、強制的に経験として蓄積されます。
同じ単語を聞いたとしても、単語だけを知っているか、経験しているかで、理解の深さは天地の差です。

バンジージャンプは怖い?本当に?

例えば、「バンジージャンプは怖い」という文章があったとします。
文章だけを追って「怖いよね~」と言う人と、実際にバンジージャンプを経験した人が「うん、あれは絶対しないほうがいい」と言う人がいたとしたら。

「バンジージャンプは怖い」という事象の理解度は、異なりますよね。
むしろ、前者は本当は理解していないのでは?と思ってしまうほど。

真に理解しているかどうかは、その人の行動や経験を見ればよく分かります。

タバコは健康に悪いというけれど、タバコはやめてる?

「タバコは健康に悪いよ」という話を聞いて、その話を理解している人は、すぐタバコをやめるか、すでにやめているでしょう。
タバコをやめていないのであれば、理解していないか、理解の深度が浅いとも考えられます。

早起きは三文の徳と言うけど、本当に早起きしてる?

「早起きは三文の徳」という、有名なことわざ。
「朝早く起きると良いことがある」という意味です。

「早起きは三文の徳」について理解しています!と胸を張る人が、毎日夜更かしして、昼頃に起きていたらどう思いますか?
理解しているという主張のほうを、疑ってしまうのではないでしょうか。

ことわざを例えに出してしまったため、軽いテイストの話になってしまいました。
しかし、時と場合によっては、同じパターンで、信用にかかわる話にもなり得ると思うのです。

行動は言葉よりも雄弁、時に省みる必要あり

Actions speak louder than words.

「行動は言葉よりも雄弁」という意味の、英語のことわざです。

「行動が変わっていなければ、完全に理解したとは言えない」というわけですね。

自分が必要な学びを本当に理解しているか?は、行動から省みることができます。
ぜひ一度、自分の行動を振り返ってみてくださいね。

私も振り返ってみたところ、反省する部分がすごく多い結果となりました……。
これからの学びに対して、理解を確かなものにするためにも、アウトプットに限らず、地道に行動を積み重ねていきたいです。

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ゆう
ゆう
情シス正社員から転身し、リモートワークの複業コーポレート&ビアバースタッフのパラレルキャリアを実践中。ITツールやアプリを活用して、個人のタスクとプロジェクトを管理しています。フレンチトーストとクラフトビールが好き。
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