あなたの使う言葉が、あなたの世界を作っていく
話し相手の、気になる言葉
婚活をしている知人と、話をする機会がありました。
話の最中に、当人は、自分を卑下する言葉をたくさん使っていた。
それが、妙に気になりました。
婚活では、男女ともに(特に女性)、一定の年齢で一気に需要が落ちるそうで。
そういった話を聞くと、当人が焦っているのが分かりました。
でも、それでも、自分のことをそんなに卑下するのはどうなの?
と、内心考えてしまいました。
自分の言葉をもっとも聞いているのは自分自身
自分が発する言葉を、一番聞いているのは自分です。
たとえば、Aさん・Bさん・Cさんがいたとします。
AさんとBさんが話しているときに、Aさんが自分のことを「私は〇〇だから」と言う。
また、AさんとCさんが話しているときにも、Aさんが自分のことを「私は〇〇だから」と言う。
この時、Aさん、Bさん、Cさんのうち、「私は〇〇だから」を一番聞いているのは誰でしょうか?
Aさんです。
私は、一時期「難しい」とよく言っていました。
同居人に「いつも難しいって言うよね」と言われて気づいたことです。
そこで、難しいと言っていたら指摘してほしい!と同居人に依頼したところ、1日2〜3回は言っていることが分かりました。
本当は簡単なことも、難しいと発言することで、自ら問題を難しくしていたのでは?
確かめることはできませんが、そう思うとゾッとします。
それ以降、「難しい」と言いかけたときは、意識して「簡単〜!」と言い換えるようにしています。
言葉は呪いになる、かもしれない
婚活中の知人が、私に打ち明けてくれる自己卑下と同じことを、他の人にも言っているかは分かりません。
だとしても、頻繁に口にすることで、当人が自己卑下する内容の通りになる可能性は上がります。
自分の言葉は、自分が一番よく聞いているからです。
実際に、私は「難しい」が口癖になっていました。
目の前のタスクや、考えたくないことを、勝手に難しく捉えてしまっていたんです。
自分が使う言葉が、自分の世界を作っている。
だとすれば、言葉が「自分にかける呪い」になることは、十分にあります。
自分を祝福する言葉を使おう
知人の使う言葉に、私が無茶して介入するつもりはありません。
どこかで、過剰な自己卑下をやめるかもしれないし、やめないかもしれない。
あなたは、どんな言葉を使っていますか?
その言葉は、どんな世界を作りますか?
私は今日も、自分を前に進める言葉を使っていきます。
自分にかける言葉は、呪いではなく、自分への祝福をめいっぱいに込めて。
お読みいただき、ありがとうございました!