「知る」は不可逆〜記憶の引き出しに何を入れる?
ゆう
ひとりアソビラボ
「記憶力が良い」と、褒められることが多いです。
同居人と会話中に、そのできごとは○○の時のことだね、とすぐに話すことができます。
そして、記憶力がすごい!と、毎回すさまじく褒められます。
褒められることは嬉しいのですが、私は、自分の記憶力が良いとはあまり思っていません。
別の能力に長けている結果、記憶力があるように見えている……と考察しています。
私がどんな能力に長けているかというと、「記憶の引き出しを開ける技術」です。
私の頭の中では、できごとや知識といった記憶と、当時の情景がセットになっています。
得た知識の話をすると、その時の状況を思い出すんです。
知識などを思い出すためのきっかけを、意識的に作るようにしています。
記憶は脳内の引き出しに入れているものだと常々思っていますが、引き出しの中に、知識と当時の情景を、一緒に入れてるイメージです。
たとえば、読んだ本。
「どういう時にその本と出会ったか」を、セットで覚えています。
最近お気に入りの書籍「ココロの盲点」は、Twitterで友人が紹介していたのがきっかけ。
私は、その本をAmazonのほしいものリストに入れて、半年ほど放置していました。
ほしいものリストを整理するタイミングでその本のことを再認識し、購入に至ります。
そういった「セットで記憶している絵」が、濃くはっきりしているほど、スムーズに思い出すことができます。
記憶力以上に、「記憶の引き出しを開けやすくする技術」は重要です。
暗記術や覚え方のメソッドは巷に溢れていますが、いずれも、「思い出しやすい記憶」を作ることに集約されています。
これからも、いろいろと「思い出しやすい記憶」づくりを試していきたいと思います。