なんか変だよ!?ワークライフバランス
「ワークライフバランス」という言葉に、ずっと違和感を持っています。
「え、ワークとライフって別なの?」って思ってしまうんですよね。
「ライフ」の中に内包されるのが適切な「ワーク」
ライフの中に、ワークも内包されるもの。
そう考えると、「ワークライフバランス」という言葉が、とたんに滑稽に感じられます。
ワークとライフを天秤にかけるものではない。
ライフという大きい輪のなかに、ワーク、ホビー、スタディーなど、さまざまな要素が入っている。
それが相互に影響しあって、その人が作られている。
そんなイメージを持っています。
そのため、「ワークライフバランス」だと、ワークとその他!みたいな風に言われている感覚で、腑に落ちません。
私自身、ワークに根を詰めすぎて、ライフがままならなくなった時期があります。
体力的にしんどい仕事ではありませんでしたが、表面はにこやかにしていても、心が完全に死んでいました。
駅から線路に飛び込めるか?みたいなことを、毎日考えていた時期でもあります。
寝られない・情緒不安定・あわや休職といった様相でした。
その時にワークライフバランスとか言われていたら、寝込んでいたかもしれません。
仕事にやりがいって、必要不可欠なのか?
wikipediaでワークライフバランスを検索してみたら、冒頭に
仕事・労働は、賃金を得るための生活の糧であり、個々の暮らしを支える重要なものである。
また、充実した生活・人生を送るための糧でもあり、仕事・労働にやりがいや生きがいを見出すことも大切な要素である。
と記述がありませいた。
どこの誰が書いたかも分からないものですが、この記述に、すでに首を傾げています。
『仕事・労働にやりがいや生きがいを見出すことも大切な要素である。』
とは言うものの、仕事にやりがいや生きがいを見出すのが必ずしも正ではないんだろうな、と。
「やれることをやってそれなりのお金をもらって、生きがいは他に見出す」って生き方もある。
仕事や労働以外でも、経済的な自立をすることはできるかもしれない。
私は、仕事と遊びの境界線をぐちゃぐちゃにしていきたいと思っています。
同時に、仕事と遊びを分けておきたい人との関わり方も、頭の隅で少しずつ描いておきたいなあ、と思うのです。