「区分け」を知る〜他人の問題、私の問題
私たちが現代社会で生きていく以上、人間関係は避けて通ることができません。
しかし、誰に限らず、「他人がどう思うか?」を気にする場面が、あまりにも多いように思います。
人間関係のモヤモヤ、ストレス
例えば、こんなことを、気にしたことはありませんか?
- 好かれているだろうか?
- 嫌われていないだろうか?
- 評価されているだろうか?
- 不審者と思われていないだろうか?
- ウザがられていないだろうか?
- 楽しいと思ってくれているだろうか?
過度に気にしてしまうと、自分にとって、「余計なストレス」の元になります。
その気づかい自体は悪いものではありませんが、過度に気にしても、いいことはありません。
現代社会で欠かせない「〇〇の区分け」と課題分離
多様な価値観の人たちが隣り合って生活するこの場で、「感情の区分け」をすることは欠かせません。
「他人がどう思うかは他人の問題」です。
親や子供、パートナー、親しい友人など、どれだけ近しい他人であっても、この原則は変わりません。
アドラー心理学では「課題の分離」と言われる概念です。
水飲み場に馬を連れていくことはできるけれど、水を無理やり飲ませることはできないのと同じ。
ましてや、他人の感情をコントロールしたいなんて、傲慢な話です。
アドラー心理学をブームにするきっかけとなった「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を、何度か読み返しています。
他人との付き合いで話すべきは、「かわいそうな私」「悪いあの人」ではなく「これからどうするか」のただ1点のみ、です。
相手の感情とも、バランスよく付き合う
他人の持ち物である感情を、勝手に自分の中に持ち込んで、モヤモヤしていませんか?
相手にとってもいい迷惑です。
他人が「あなたはこんなこと思っていて、〇〇で××なんだよね?」と、勝手にこっちの考えを予測していたら、どう思いますか?
ありがたいこともあるけど、余計なお世話だ!って、私は思います。
自分から他人を見たときは、つい同じことをやってしまいがちです。
「相手のことを考えすぎているなあ」と思ったら、ちょっと立ち止まって、考えてみてくださいね。
一歩引いて俯瞰すれば、「感情の区分け」は、必ず見えてきます。
お読みいただき、ありがとうございました!