私の中にいる「ちゃんとやらなきゃ病」が、私の歩みを止めている
自分の中にいる「ちゃんとやらなきゃ病」が、自分の行動を抑制している。
最近、そんなことを感じています。
小学生のころ、すべてを100点にしたかった
「完璧主義」。
自分のことを表現するときに、たびたびこの言葉を使ってきました。
100点か0点かで、自分の行動を評価していました。
思い出すのは、小学生のころのエピソード。
勉強が苦でなかったこともあり、小学校のテストは、100点満点も少なくありませんでした。
ただ、計算間違いや凡ミスで、たまに95点を取ることもあります。
また、テストの問題によっては、やっぱり85点とかを取ることもあります。
100点以外の点数を取ったとき、「失敗したなー」と、小学生ながらに反省していました。
同様に、小学生のころの通知表。
当時はあゆみと呼んでいた代物です。
小学生の通知表の評価は3段階。
- たいへんよい
- よい
- がんばろう
各科目で「たいへんよい」がずらっと並ぶ中、体育の1項目だけ「よい」。
卒業まで、その項目が「たいへんよい」になることはありませんでした。
今でもよく覚えています。
私は、その1つだけの「よい」を、どうにかして「たいへんよい」にしたかった。
ちゃんとやらなきゃ病の正体は、自分の固定観念
小学生以降、順調に「ちゃんとやらなきゃ病」は発達していきました。
「ちゃんとやらなきゃ病」の正体は、自分に中にあるイメージです。
このイメージは、周囲の人からかけられた期待や、自分が情報を見聞きする中で培われています。
例えば、WordPressのブログ。
このブログも「ちゃんとやらなきゃ」と思うあまり更新が止まっていたのですが、WordPressのブログについて、私が持っているイメージはこんな感じです。
- 万人に価値ある情報を提供している
- レイアウトが整えられていて美しい
- 読みやすい記事構成
- 文字数は1500文字以上
そういった「ねばならない」イメージの複合体を、自分のなかで作り上げて、それを満たさなければ!と身構えてしまう。
これが、「ちゃんとやらなきゃ病」の正体です。
「ちゃんと」を理由にして行動しないのは、もうやめよう
なぜ「ちゃんとやらなきゃ病」が発症するのか。
これを発症していれば、「行動しない理由」を作り出せるからだと考えています。
「ちゃんとやらなきゃ」は、一瞬でやらない理由になるんです。
ちゃんとしたものを出せないから、やらなくていいよね~って。
都合のいい言い訳を太らせるにはもってこいの、甘い誘惑です。
この誘惑を断ち切るために必要なのは、「ハードルを下げ続けること」。
いっそのこと、地面にめり込むくらいにハードルを下げてもいい!と認めることだと思います。
85点を認める。何なら20点も認める。
そうやって、完璧主義の鎧をはがしていく。
スモールステップなんてまだ言えないような、前の前の前段階です。
「ちゃんとやらなきゃ」以外のことをやっても、大丈夫だ。
行動を通じてそう自分に言い聞かせ続けることで、道を切り開いていけるのだと信じています。