マルチタスクなんて実際のところ存在しないんじゃないか説
こんにちは、ゆう(@yuhlabo)です。ここ最近考えていることについての話をつらつら書きます。
タイトルの通り、マルチタスクなんて存在しないのでは?と考えています。目の前に集中すれば道は開ける!と思いつつ、手元にあるタスクを進めています。
着手できるのは、目の前にあるタスクひとつだけ
幸いなことに、やりたいこと・やってみたいことはいろいろあります。
その内訳は、やってしまえば5分で終わるちょっとした作業から、1〜2か月かかるような取り組みまでさまざまです。また、生活を維持するための活動など、やらなければならないこともあります。
ただ、体はひとつなので、最終的には「目の前のこと」しかできません。マルチタスクで同時進行しているように見えても、同じ時間に2つのことに取り組むのは物理的に無理です。脳みそひとつだし。手も2本しかないし。
マルチタスクも、細かく細分化していけば目の前のことだけのシングルタスク。いろんな取り組みを並行していてマルチタスクに見えるのは、全く異なるプロジェクトが並行して走っているからに他なりません。
タスクとプロジェクトの個人的な定義
タスクとプロジェクトについて、私個人は次のように定義しています。
- タスク=ひとつひとつの取り組み。単発で処理され、並行して対応することはできない。
- プロジェクト=タスクの連なり。規模はさまざま。
1日で終わるプロジェクトから、数ヶ月〜年単位でかかるものまである。プロジェクト自体が階層になっていることも多い。
マルチタスクが悪だとは思っていません。マルチタスク最高!とも言えませんが。そんな簡単な二元論で済むなら、そもそもこの話を書くこともないでしょう。
実際はマルチタスクなど存在せず、「マルチプロジェクト」なのでは?と思います。
毎日いくつもの小さなプロジェクトが走っている
タスクが複数連なるなら、もはやそれは小さなプロジェクトです。
ただ、どの粒度でタスクを切るか、どの粒度からプロジェクトになるかは個人差があります。
例えば「オンラインミーティングの日程調整」。どうやって日程調整を進めるかにももちろん個人差はあるでしょう。実際に、私が日程調整をする際の手順は以下です。
- 自分のカレンダーを見て空き日程をテキスト形式で書き出す
- グループメッセンジャーに空き日程のテキストを貼る
- 経緯の説明や案内の文章を書く
- 内容におかしな点がないか読んでチェックする
- 送信ボタンを押す
私はメッセージを送信する段階でかなりのプレッシャーを感じるタイプなので、「送信ボタンを押す」はいちタスクとして設定しています。
これを「オンラインミーティングの日程調整」というひとつのタスクとして捉えるか、細かいタスクを内包するプロジェクトとして捉えるかは人によるでしょう。日程調整をさっとできるタイプならひとくくりにしていいけれど、気が重くて手が止まるならプロジェクトとして捉えるのも一手です。
たかが日程調整をプロジェクトとして捉えるなんて大げさすぎでは?という気持ちもあります。ですが、実際無理なタスクは細分化しないと進まないし、それはもはや小さなプロジェクトなのです……。
目の前のことに集中してひとつずつ進んでいこう
マルチタスク(実際は複数プロジェクトの同時稼働)ができる人はすればいい。無理な人はひとつずつタスクとして切り出して進めていけばいい。
どちらのやり方が自分に合っているかは、タスクやプロジェクトの内容によって違うでしょう。
何より、結局はマルチタスクをしていてもできることは「目の前のことだけ」。これはいつも忘れずにいたいなあ、と思います。