旅が私たちにもたらしてくれるもの
先日、2泊3日で沖縄に行きました。
帰宅してからぼんやり考えている、旅行が私たちにもたらしてくれるもの、について。
旅の要素ふたつは、どちらが重要か
もともと旅行は好きで、国内はフットワーク軽くいろんな場所に行きます。
飛行機は、必要に迫られれば乗りますがかなり苦手。夜行バスや新幹線など、地上を走る乗り物が好みです。
旅行にはふたつの要素があります。
- 目的地で何をするか(観光・ライブ参加・冠婚葬祭など)
- 移動そのもの(移動時間・移動距離)
私は、2の「移動そのもの」に旅行の真髄があるのではないか、と考えています。
目的地に着いたら何をする?と考えるのは楽しいです。
今回の沖縄旅行は、次のような感じで遊びました。現地で決めたものもありますが、そこはご愛嬌。
- 青の洞窟でのシュノーケリング
- ソーキそばを食べる
- ひめゆりの塔と平和祈念公園に行く
- 首里城に行く
- おいしいサータアンダギーを食べる
しかし、目的地で何をするか以上に、移動時間をどうすごし、どんなことを考えるかにこそ、旅行の醍醐味がある気がしてなりません。
移動時間にこそ旅の醍醐味がある
私は、移動時間を、考えごとをする時間にあてることが多いです。
最近思うこと、考えていること、気になっていることなどに思いを巡らせ、ノートにメモを取ったり、スマートフォンのメモアプリに記録します。
移動時間でやれることが制限され、まとまった時間が取れるからこそできることです。
最近は、新幹線や飛行機の機内でもWi-Fiが使えるようになりました。
ただ、インターネットに接続できる環境だと、スマートフォンを見るばかりで終わってしまうので、できるだけインターネットは使わず、ぼーっと外を眺めて考えごとをしています。
いつもいる場所や自宅とは異なる非日常空間なので、内省も捗るんですよね。
旅行期間中に考えたことって、普段の自分では考えつかないような結論になることも多いです。
けれど、今まで思い至らなかったことであっても、その結論は自分の中から出てきたもの。
環境を変えることで新しいアイデアが生まれると聞いたことはありますが、旅行の期間中でも同じことが言えると思います。
旅の長距離移動で、半ば強制的に確保される、まとまった時間。
それこそが、旅が私たちにもたらしてくれる、考えるための時間だと思うのです。
目に見える景色を変え、移動することで環境を変えることで、自分の変化も実感できるのだと思います。